[発行日:2005.11.10] vol.14 鹿の通り道 調査  他1件

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┃     ┃ 株式会社トンボ 環境事業企画室
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★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 発行日:05/11/10 ━★
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こんにちは、環境事業企画室 佐野勝彦です。
ビオトープ・メルマガvol14お届けします。
メルマガのボリュームが重く読みづらいとの声にお答えして、vol14から
1号当りのボリュームを少し軽くしました。
その代わりに頻度高くやっていきたいと考えています。

今回は、私の体験と、テイコクからのお知らせです。

1.『鹿の通り道』調査
私の実家は奈良市のはずれにあり、奈良公園の東側外周、春日野原生林(世
界文化遺産)の比較的近くに位置しています。
地元では、周囲の山々に、昔から『鹿の通り道』と呼ばれる道らしきものが
あり、小さい頃からそのことは、ごく自然に受け入れてきました。
ところで、最近といってももう20年ほどになりますが、町中の比較的新し
い家の塀が次々鹿に壊され、修理しても同じところばかり再び壊される事件
が頻発し、消防署が調べた結果、何通りかのルートに沿って壊されているら
しいことがわかりました。

興味本位で同好の士と現地を見に行ったところ、それら新築住宅は、もとも
と、小さな山や丘など建物が立っていなかったような所を削って立てたよう
な風情で、壁は、ブロック壁もあれば、植栽、板塀などでした。
現地立会いしている時間内にも、何匹かの鹿の集団がやってきて、人がいる
と避けるように、きびすを返して去って行きました。
私は、それだけの体験でしたが、同好の士は、他の被害箇所にも出向き、日
がな一日観察していたようです。

そこでわかったことは、(奈良公園特有の事情ですが)夕方になると、鹿の
集団寝床である鹿野苑(ろくやおん と読みます)で鹿集めと食事の合図の
ホルンが鳴り響き、鹿のいくらかは、それを目当てに、やや慌てて帰って行
きます。中には途中で、帰途についていることを忘れて草を食むのもいます
が、食べるモノを食べてしまうと思い出すらしく、今度は先に行った仲間を
追いかけて小走りで帰っていきます。

実はその時、慣れ親しんだ、というか遺伝子に刷り込まれた鹿道を通って帰
るので、途中の障害物である塀や生垣、洗濯物乾しやゴミ箱から、空の犬小
屋までを蹴っ飛ばして強行突破して帰るらしいのです。

人間から見ればせっかくきれいに作った生垣や塀であっても、はるか以前か
ら、ここに生ァしている鹿にとっては、慣れ親しんだ道に障害物をつくら
れ、迂回路熾\示していないようなもの。
かといって、へたに人間のルールに則って道路でも歩けば、車の排気ガスや
事故の危険にさらされ、信号の存在も自由に歩くことを阻害するものでしか
ないのです。

人間は、生ゴミも残してくれるけど、ビニール袋にはいっているそれは、食
べにくいし、無理に破ればビニールが胃や腸まで入って、分解できず内臓を
詰まらせるし、おまけに人間が連れて歩く犬は、鬱憤晴らしに吼えまくる
し、ほんとに人間は鹿にとって暮らしを邪魔するやっかいな存在なのだとい
うことが、なんとなく実感できます。
少なくともエココンシャスを自称する私たちも、一度人間ではなく、動物な
どになったつもりで、周りの自然や人造物を
見直してみませんか、違った世界が見えてくるような気がします。


2.環境事業企画室からのお知らせ

エコプロダクツ展出展
12月15,16,17日と東京ビッグサイトで開催される国際エコ・プロダ
クツ展にテイコクも出展します。
現在、全事業場のISO14000認証取得をめざして頑張っているところですが、
それを背景に、制服アパレルで出来るエコ活動や商品をご紹介します。
機会がありましたらぜひご来場ください。

岡山エコ・フェスタ出展
本社所在地、岡山県が主催するエコフェスタに、今年も元気に出展します。
11月20日(日曜日)コンベックス岡山会場で、10時から4時半まで、
小さいお子様にも好評の『エコファイターショー』から、大人もしみじみ聞
ける『もったいないばあさんの朗読』『リサイクル音楽パフォーマンス』ま
で、盛りだくさん名内容です。
トンボも待ってます!

社名が変わります
株式会社トンボは、来年創業130周年。
それでと言うわけではありませんが、好評いただいている『トンボ学生服』
ブランドにあやかり、トンボのように自然にやさしい企業めざして、社名ま
で『株式会社トンボ』『TOMBOW Co,.ltd.』に変更することになりました。
来年7月1日からです。



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┃   発行者|株式会社トンボ  環境事業企画室
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