[発行日:2011.04.28] vol.78 全国学校・園庭ビオトープコンクール応募始まる 第10回森・川・海の聞き書き甲子園開催

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┃     ┃ 株式会社トンボ 環境事業企画室
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★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 発行日:2011.4.28━★


こんにちは、トンボ環境事業企画室の小桐です。
東日本大震災から1ヶ月が過ぎました。徐々に復興が進む様子も報道され
ていますが、福島原発の事故の影響もあり、本格的な復興ができない地域
もあり、本当の春はまだまだ先と感じられる方々もおられると思います。

季節は巡り、東北でも桜前線が上昇中と聞きます。
年年歳歳花相似たり、歳々年々人同じからず  中国の古詩の一説ですが
昨日と違う明日、日本を皆さんと共に創りたいと思う昨今です。

先日は被災地宮城、福島でも延期された入学式が行なわれ、真新しい制服
に袖を通した1年生の皆さんが新しい学校生活をスタートされました。
環境への順応が大変とは思いますが、一日も早くマイペースを確立される
ことを祈念するばかりです。

今回は、2件の情報提供をさせていただきます。



   もくじ【1】全国学校・園庭ビオトープコンクール応募始まる
         
  
      【2】第10回森・川・海の聞き書き甲子園開催
     



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     【1】全国学校・園庭ビオトープコンクール応募始まる
      
            
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今回で7回目を迎える全国学校・園庭ビオトープコンクール。
これまでのコンクールの名称に「園庭」を加え、その対象範囲は幼稚園や
保育所まで広がりました。
これまでも幼稚園、保育所の優れたビオトープ活動が受賞、紹介されてい
たので実質な変化はありませんが、より幼い世代から生き物や自然と触れ
る活動の大切さをアピールする コンクールのタイトルになったと感じま
す。

主催は財団法人日本生態系協会。後援を文部科学省、環境省、農林水産省
厚生労働省のほか、全国国公立幼稚園長会、全日本私立幼稚園連合会、
全国社会福祉協議会、全国保育協議会、日本保育協会、全国私立保育園連
盟、全国小中学校環境教育研究会、日本ナショナルトラスト協会、日本ビ
オトープ管理士会の各団体がされています。

弊社もトンボが棲める環境が増えることで豊かな生態系が築かれ、自然環
境も良くなるとの思いで引き続き同コンクールを支援させていただきます。

自己推薦、情報提供の応募しめきりは6月30日となっています。
幼稚園、保育所、小学校〜大学のほか専修学校、専門学校、養護学校、外
国人学校などが対象です。

ビオトープについては敷地の内外ともに関係なく、取り組みの名称にビオ
トープの言葉が使われていなくても応募には差し支えません。

募集要綱、応募フォームは下記のサイトをご覧下さい。ダウンロードして
記入いただくようになっています。
http://www.ecosys.or.jp/eco-japan/activity/biocon/index.html

審査は6つの視点から行なわれます。
・地域の自然を手本として、地域の生き物がくらし易いような工夫
・取り組み全体を通じ小学校以上では子ども達の積極的、主体的な関わり
・取り組みは保護者や地域住民、環境NGO,行政機関、企業・団体などと継
 続的に連携しているか
・子ども達の豊かな感性を育むためにビオトープが積極的に活用されてい
 るか教科や特別活動などで広く教材として利用されているか
・ビオトープを維持管理、継続するための体制が整っているか
・取り組みを地域に発展させ、ビオトープのネットワークや人と人のつな
 がりを広げていく視点があるか

上位5賞 文部科学大臣賞、環境大臣賞、国土交通大臣賞、ドイツ大使館
     賞、日本生態系協会会長賞
このほか、次回以降に上位5賞の候補となりうる取り組みに日本生態系協
会賞のほか、学校・園庭ビオトープ奨励賞、功労賞があります。

締め切り後は8〜11月に現地審査を経て、12月上旬に賞が決定、来年
2月12日(日)に発表会の開催予定です。

自薦他薦での応募をお待ちしています。



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    【2】第10回森・川・海の聞き書き甲子園開催
          
  
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全国の高校生が、森や川・海をフィールドに活躍する名人の仕事・人生を
名人の言葉で聞き書きし、アーカイブとして残し、広く後世にもそのノウ
ハウや生き様を伝える事業 「聞き書き甲子園」

今年で10回目を迎えます。

これまで、9回900名の卒業生を送り出してきました。
東日本大震災の影響で、今回は3月のフォーラムが中止となり、全国の
高校生が一堂に会することは出来ませんでしたが、それぞれに名人との素
晴らしい出会いがあったそうです。

昨年度ははじめて川・海の名人への聞き書きも始まりました。20名の高
校生が名人の聞き書きを行ないました。
一般に先駆けて 森と川の2名の聞き書き代表作をご紹介します。

すべてが紙漉き
http://www2.tombow.gr.jp/merumaga/save_up/5-file_i1HslV.pdf

宝の川
http://www2.tombow.gr.jp/merumaga/save_up/5-file_nz6P1A.pdf

秋には共存の森ネットワークのホームページで第9回全生徒の作品が掲
載されます。

映画、森聞きの上映もスタートしています。厚生労働省社会保障審議会
特別推薦 児童福祉文化財にも選ばれました。また、財団法事児童健全育
推進財団により「平成23年度児童福祉文化賞」も受賞しました。

現在 東京 ポレポレ東中野では5月6日まで 毎日1回11:00〜
アンコール上映が行なわれています。
5月7日からは名古屋 シネマスコーレ、5月28日〜6月10日までは
宮崎キネマ館で上映されます。
ワンデイ上映としては 富山ファミリーパークで5月29日、岐阜可児市
アーラ映画祭で6月26日に予定されています。

そして、第10回聞き書き甲子園が始まります。まだ、告知ツールの作成
中ですが、5月の中旬より告知を開始します。7月4日が締め切りで、高
校生の参加動機を添えて申し込みます。

お近くの高校生で興味のある方への告知お願いします。具体的告知が始ま
りましたら改めてご紹介します。


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