[発行日:2011.10.31] vol.84 ついにアカトンボがやって来た トンボ絵画コンクール優秀作品決まる
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┃ ┃ 株式会社トンボ 環境事業企画室
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★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 発行日:2011.10.31━★
こんにちは、トンボ環境事業企画室の小桐です。
10月最後の日となりました。
あちこちの田んぼでは稲刈もほぼ終了しています。
私がいる岡山県南部では、ウスバキトンボは多く見かけるのですがアキ
アカネはめったに見かけません。冬は乾田が多いのでアキアカネなどに
は、厳しい地区なのかもかもしれません。
いつしか目にするトンボの数も減ってしまいました。秋から冬にかけて
目にする生き物の姿が減りややさびしい感じがするこの頃です。
今回はトンボに関して2件の話題提供です。
もくじ【1】ついにアカトンボがやって来た
【2】トンボ絵画コンクール優秀作品決まる
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【1】 ついにアカトンボがやって来た
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夕焼〜け 小焼け〜のあかとんぼ 負われて見たの〜は いつの〜日か
童謡あかとんぼを作詞した三木露風氏は兵庫県たつの市出身。たつの市
立小宅小学校と環境授業やビオトープづくりの支援を始めて早3年が過ぎ
ました。
たつの市の市民グループが「アカトンボをふやそう会」を立ち上げられた
年でした。今では、同小学校内にもプロジェクトが立ち上がり、自分達の
学校にもアキアカネを代表とするアカトンボを呼び戻そうと活動を始めま
した。
翌年には学校の傍を流れる山根川のゴミを拾う活動を定期的に行いながら
川のすぐ傍に小さなトンボ池を掘りました。
そうするとそれまで見られなかったホタルが学校の傍までやって来ました。
昨年の夏のことです。一昨年は下流400mほどのところではホタルが見
られたと聞いていました。さらに川のゴミを取り、きれいな環境を保つと
今年はトンボ池までホタルがやって来て、ホタルの鑑賞会ができました。
その横では、紫黒米を子供達が栽培しています。昨年は綿花の栽培なども
やりました。
実は、このトンボ池に流れ込む水は、学校の鯉を飼っていてその井戸水を
利用したもので、水路にはたくさんのカワニナが以前から見られました。
蛹化するには条件が良くないので、木陰を作れば産卵もしてくれるのでは
ないかと考えていたのですが、こんなに早くゲンジボタルが戻って来ると
は想像していませんでした。
おかげでホタルについては,かなり住民の意識も変わってきたとのことで、
どんどんゴミが減り水もきれいになっているようです。
喜びは突然やってきました。「10月12日10:30頃、紫黒米の稲刈
りをしている最中に飛来し,産卵しました。マユタテアカネがやってきた
のです。10時頃から雄1匹を目撃していましたが,交尾体とはびっくりで
した」 「トンボ池のサンカクイが繁茂していて間引きと水深が浅くなっ
たので泥上げをして、メダカの放流をしていた矢先の出来事でとても驚い
ています。
ここ数年,山根川自然村計画を行ってから,ホタルに続き,マユタテまで
復活です。子どもたちも喜んでいます。」と先生の感想です。
同市で捕獲したアキアカネの卵200程を学校で飼育中との事で「うまく孵
化するといいのですが・・・」期待されています。
同小学校はこのような活動が認められて、フジサンケイグループの「地球
環境大賞」に応募し、学校としては唯一「環境地域貢献賞」を受賞されま
した。
http://www.fbi-award.jp/eco/jusyou/index.html
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【2】トンボ絵画コンクール優秀作品決まる
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今年で26年目を迎えるWE LOVE トンボ絵画コンクールの審査が
終了し、今年の入賞作品が決定しました。
今年は、東日本大震災の影響と生徒数の自然減の影響もあり、昨年より
5,000点あまり少ない結果となりました。
それでも応募総数 164,963点 とたくさんの児童生徒の皆さんから応募を
いただきました。
今回の震災で被害を受けられた.被災地三県の応募状況 は岩手県、福島県
宮城県ともに昨年より応募は減少しましたが、学校関係者の皆様の熱心な
ご指導のお陰でたくさんの力作が見られました。
被災された地区の学校だけで500校を超える被害があったにも関わらず
75%近くの学校からも応募をいただきました。
審査員の方のお話では、被災地のデパートなどで開催された別の絵の展示
会では、例年より熱心に保護者が子供の絵を見る姿があり、子供たちの絵
に勇気付けられるという発言を聞かれたとのことでした。
主催に朝日新聞社のホームページにて速報が公開されています。
こちらよりご覧ください。
http://www.asahi.com/shimbun/release/20111026b.html
弊社のホームページにも表彰式終了後に入賞作品の掲載を行います。
どうぞご期待下さい。
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