[発行日:2011.11.28] vol.85 トンボ絵画コンクール表彰式開催 聞き書き甲子園10周年 稲毛第二小いのちの森の日 他

★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★
┃                               
┃     QQ    【スクールビオトープ メールマガジン】 
┃  ⊂≡⊃‡⊂≡⊃                      
┃  ⊂≡⊃‡⊂≡⊃       vol.85         
┃     ┃                         
┃     ┃       株式会社トンボ 環境事業企画室   
┃     ┃                         
┃                               
★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━発行日:2011.11.28━★




こんにちは、トンボ環境事業企画室の小桐です。

11月も末となりました。今週後半はいよいよ12月に突入です。
暦の上では霜月の初頭 冬の真っ只中です。
気温は暑かったり、さむかったりの繰り返しですがいよいよ冬到来となりました。


今月は弊社が関わるイベントが色々とありました。取材と合わせて4件
ご紹介します。




   もくじ【1】トンボ絵画コンクール表彰式開催

           
      【2】聞き書き甲子園10周年


      【3】稲毛第二小いのちの森の日

      
【4】今年もエコプロダクツ展に出展します
      


◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆


        【1】 トンボ絵画コンクール表彰式開催
      
            
◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇



去る11月19日に東京 朝日新聞社ホールにて第26回「WE LOVE トンボ」
絵画コンクールの表彰式が開催されました。
今年は、3月の東日本大震災の影響もあって、作品の応募数、応募校数が
前年比減少してしまいましたが、作品のレベルは高く、入賞作品はどれも
立派なものばかりでした。

被災地岩手、宮城、福島の3県からの応募は1700点ほど減少したもの
の、力作が多く、結果的には、例年よりも多く上位に入賞されました。

賞を授与された方々は、異口同音に震災の事、そんな中でもトンボは子孫
を残そうと力強く生きていたことそして、作品は、例年以上に夢や希望が
あふれていた事などをお話になりました。
昆虫トンボの棲める環境の大切さと共に「絵画で表現する事」の素晴らし
さを感じた表彰式でもありました。

当日親子で出席された受賞者で、自宅が大きな被害を受けたと話された方
もいらっしゃいました。
その方にとっては、今回の受賞は特別な思い出になったものと思われます。

特別ゲストのC.W.ニコル氏が、「大震災を経て、子どもたちに伝えたいこ
と」のテーマで故郷ウェールズで起こったボタ山が洪水で崩れ地元の小学
校が壊滅し、その中で生き残った小学生が力強く立ち上がった話をされま
した。心に深く残るお話でしたので簡単にご紹介します。 

イギリスでは世界で一番早く産業革命が始まり、多くの石炭を掘り出し、
ボタ山が築かれ川は汚れ魚もいなくなりました。そんな時、大雨で突然ボ
タ山が崩れ、小学校が土砂で潰されました。130名のうち助かったのは
5名の児童だけ。 友達もいなくなり、生き残ったが故に周りの大人から
は冷たくされ、つらい思いをしたそうです。 

一人の児童を救ったのは森でした。 森のやさしさに癒され、自分が生き
残った使命を感じて大人になって故郷を復興させる行動を始めました。
それは森を作る事でした。水はきれいになり、魚は戻り、鳥や獣も戻って
きました。今では立派な森になっています。 

そして日本に姉妹の森 アファンの森が出来、交流をするまでになりまし
た。このスピーチで、先ほどの被災された親子もどんなに励まされたか、
ニコルさんとの長く話しこんでおられた姿の背景にはこのスピーチがあっ
たからだと思われました。

優秀作品は弊社のホームページのサイトをご覧下さい。
http://www.tombow.gr.jp/eco_project/kaiga/index.html


以下に表彰式の模様を紹介しています。
http://www2.tombow.gr.jp/merumaga/save_up/5-file_zYS9bq.pdf




◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆


           【2】聞き書き甲子園10周年
      
            
◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇



「森の聞き書き甲子園」としてスタートした、高校生が森に関わる仕事の
名人に聞き書きをして、名人の言葉でレポートを作成し、技・人生をアー
カイブとして遺す事業が10年を迎えました。

今年からは「聞き書き甲子園」として森・川・海の名人への聞き書きが正
式にスタートしました。東日本大震災の影響で今回は規模を縮小して行わ
れています。

今月、19、20の2日間、東京で「未来へ向かって私たちからの提案」のテー
マで卒業生たちが集まり、人と自然、人と人、その100年先を描くために
フォーラムを開催しました。

今年公開された聞き書き甲子園の映画「森聞き」(柴田昌平監督)の鑑賞
のあと、聞き書き1期卒業生のキーノートスピーチに始まり、聞き書きを
体験した10代、20代のOB,OGのリレートーク、そして同じ世代でも違う立場
で活動をする4人のNPO活動家によるパネルディスカッションが開催されま
した。

キーノートスピーチでは卒業生の一人が代表して「聞き書き甲子園が、も
たらしたもの」について語りました。自身が聞き書きした名人はスギの
種取り名人で100年先の大木になることを予測、見据えて仕事をする。100
年先に対して責任があると。
名人の自然と共に生きる暮らしを学ぶことで、自分たちの今の暮らし方が
100年200年先の世代に、責任を持てない暮らしだと分かった。
しかし、その暮らしの隔たりを埋めなければどうにもならない。

人と人をつなぎ、世代と世代をつなぎ、都市と農村をつなぎ、自然と人の
暮らしをつなぐ。「聞き書き甲子園」がもたらした一つの側面は、
「つながりの再構築」だったのではないか。

今回の東日本大震災を通して 現地で聞き書きを実施したOB・OGもいます。
一人一人がこれまでに大切にしてきたことを未来につなぐことの大切さ。
大切なものは一人一人違うけれど、共通しているのは自分たちの命を育ん
でくれた環境であり、人と人のつながり。

そして、若い世代が今の時代をどのように感じ、100年後の未来に向けて
描きたい将来像を語り合いました。熱い思いを伝える時間が不足したこと
は否めませんが、参加者一人一人の胸に自分が如何に生きて、何を遺そう
とするのか認識を新たにした2日間だったと思います。

当日の模様はこちらよりご覧ください。
http://www2.tombow.gr.jp/merumaga/save_up/5-file_0YTxo7.pdf





◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆


          【3】 稲毛第二小いのちの森の日
      
            
◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇



これまで何回かご紹介している稲毛第二小学校「いのちの森の日」
快晴の11月13日に久しぶりに訪れました。

第2回全国学校ビオトープコンクールで最優秀賞を受賞した同校のビオト
ープを利用した活動は毎月1回、ビオトープに関わるグループ2000の
代表横田さんや保護者、そしてOBの保護者を含む多くのボランティアメン
バーで運営され、早10年を迎えています。

都会にある稲毛二小のビオトープ「いのちの森」は里山としての機能も持
っており、昔の田舎のように自然の中で遊び、学びができる空間です。

今回は、主催者よりの依頼で、制服の残り布を使ってマイ箸袋を作るワー
クショップをさせていただきました。
当日は、70名ほどの児童、園児、保護者の参加がありました。

割り箸はどこからやってくるのでしょう? 割り箸がどのように作られて
日本にやってくるか、原産国中国産の割り箸を使うとどのような影響があ
るかの説明をして、マイ箸を使う意義を伝えました。

次に制服の残り布がどのようにして出来るか、余った素材を有効に使うこ
との大切さを伝えました。 低学年にはやや難しい話しだったようですが
その後の マイ箸袋づくりでは楽しく取り組んでくれました。

なかなか指が思うように動かない子もいて苦労しましたが、何とか全員無
事に1つは製作できました。

その後子ども達は得意の自然の触れ合いです。どんぐりのコマを作ったり、
森のツリーハウスで遊んだり、土をひねりで焼き物を焼く準備をしました。

お昼はいのちの森の横にある田んぼでとれた、玄米のお米が入ったおにぎ
りを食べました。

遊びながら、自然と共に生きるすべが小さいうちから身につく「いのちの
森の日」の活動は子どもたちの情操教育にはとても役立っていると感じた
一日でした。
http://www2.tombow.gr.jp/merumaga/save_up/5-file_DGRBMj.pdf




◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆


       【4】 今年もエコプロダクツ展に出展します
      
            
◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇



12月の恒例行事となっている東京ビッグサイトでの「エコプロダクツ展」
今年もトンボは出展します。お近くの方は是非お立ち寄り下さい。

12月15日(木)〜12月17日(土)10:00〜18:00(17日は17:00)
東京有明 ビッグサイト 東1〜6ホールで行われます。

弊社は、東5ホール 011 正面から入るとやや置く側の左です。
正面を進むと左手にライオンと花王ブースが見えます、間を左折して左手
3つ目がトンボブースになっています。

今年は、カーボンオフセットについて昨年以上に理解を深めていただける
コーナーを作っています。同県内の真庭市のバイオマスクレジットを購入
して体操服のメイン工場のカーボンの腑セットを実施する取り組みやグリ
ーン電力を使用した学生服など新しい視点の制服などごらん下さい。

また、昨年好評だった制服の残り布で作る
「マイ箸袋づくりワークショップ」もスペースを広げて実施。楽しくマイ
箸袋を作っていただき、輸入割り箸の削減を広めます。最終日は小学生が
講師となって来場者の方々をサポートします。

制服製造で一番のエネルギー「電気」についても来場者の皆さんのご意見
をビジュアルに表現していただくコーナーも設けました。

事前登録でスムースにご入場下さい。
http://eco-pro.com/eco2011/

オンラインガイドで展示内容の詳細がごらんいただけます。
では、トンボブースでお待ちしています。


前のデータを表示

後のデータを表示

バックナンバートップへ