[発行日:2011.12.28] vol.86 全国学校・園庭ビオトープコンクール2011入賞校決定、エコプロダクツ展2011トンボブースのご報告

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┃     QQ    【スクールビオトープ メールマガジン】 
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┃     ┃       株式会社トンボ 環境事業企画室   
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★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━発行日:2011.12.28━★

こんにちは、トンボ環境事業企画室の小桐です。

激動の2011年も残すところ4日となりました。
3月11日に発生した東日本大震災、それに続く福島第一原発事故と放射能
の影響は社会、環境、経済のあり方について私たちに転機をもたらせたの
ではないでしょうか。
絆という文字が今年を代表する言葉として選ばれましたが人と人の繋がり
支えあいについても深く考え、行動する年でもありました。

絆は人間だけではありません。私たちが生きていく上において環境とも深
い絆があります。私たちは自然の恵みの中で生きています。自然の範囲内
でしか生きることは出来ません。
自然との絆を身近に体験し、学ぶことができる教材の一つが学校ビオトー
プではないかと思います。

今年1年、ビオトープや弊社に関係する環境情報をお届けしましたが、今号
は今年の締めくくりとしての活動と来年にむけての話題として2件お届け
します。



   もくじ【1】全国学校・園庭ビオトープコンクール2011
         入賞校決定
           
      【2】エコプロダクツ展2011 トンボブースのご報告


  

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    【1】 全国学校・園庭ビオトープコンクール2011
        入賞校決定
      
            
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財団法人日本生態系協会が主催する全国学校・園庭ビオトープコンクール
の入賞校が決定し発表されました。

上位5賞に選ばれたのが、以下の5校です。

文部科学大臣賞 兵庫県 尼崎市立七松小学校
環境大臣賞   愛知県 豊田市立寿恵野小学校
国土交通大臣賞 奈良県 学校法人奈良学園中学校・高等学校
ドイツ大使館賞 大阪府 富田林市立 青葉丘幼稚園
日本生態系協会会長賞  福岡県 福岡工業大学

この他、日本生態系協会賞(次回以降に上位5賞の候補となり得る優れた
取り組みを行っている学校に与えられる賞)に57校が選ばれました。
幼稚園・保育所 23園、小中学校 30校、高校以上 4校

優れた取り組みを行っている62校が学校・園庭ビオトープ奨励賞を受賞
しました。幼稚園・保育所 8園、小中学校 50校、高校以上 4校

学校・・園庭ビオトープ功労賞として幼稚園・保育所 6園、小中学校 
10校、高校以上 1校が選ばれました。

日本生態系協会賞、学校・園庭ビオトープ奨励賞、功労賞の学校名は下記
のサイトでご覧いただけます。

http://www.ecosys.or.jp/eco-japan/

発表会は 2012年2月12日(日) 13:00〜17:00
   津田ホール(東京 千駄ヶ谷駅より徒歩1分)にて開催されます。
参加費は無料、事前申し込み制です。定員450名
申し込み方法は 氏名、所属、電話番号、入場券送付先、交流会参加有無
をFAX,郵送、Eメールのいずれかで財団法人日本生態系協会 全国学
校園庭ビオトープコンクール係あてお申し込み下さい。

トンボがこれまでビオトープ作りなどの支援を行い、このメールマガジン
でも何度かご紹介している 兵庫県 たつの市立小宅小学校は今回、日本
生態系協会賞を受賞しました。

学校内の池や傍の山根川の清掃や水質生き物などの調査活動、辺にあるト
ンボ池や田んぼ、畑の活用など各学年における総合的な活動が評価されま
した。環境授業やビオトープの支援を始めて早3年が過ぎましたが、さら
に素晴らしい活動が出来るように今後も支援を続けて行きたいと思います。




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    【2】エコプロダクツ展2011 トンボブースのご報告
      
            
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12月15〜17日 東京ビッグサイトで第13回エコプロダクツ展が開催され、
今年も181,487人という多数の来場者があり盛況のうちに終了しました。
今回は東日本大震災の影響か初めて前年よりも少ない入場者数でした。

環境学習の場として定着している同展示会は、東京、神奈川を中心に関東
地方から3日間で2万人を超える児童、生徒そして一部園児たちがやって来
ました。

弊社トンボブースにも児童・生徒たちを中心に過去最高の2100人程が来て
くださいました。昨年比500人以上増え、延べ33人の社員で対応しました
が、大変な盛況で不行き届きがありましたお客様にはお詫びいたします。
学校の内訳は小学校:65%、中学校:32%、高校:3% でした。

3コマという狭いスペースでしたが、弊社が協賛するトンボ絵画コンクー
ルの2011年の優秀作品の展示や新しいエコ商品、残布を利用して作るマイ
箸袋のワークショップなどのコーナーを設けました。

来場客に一番人気だったのは、弊社がCMキャラクターとして契約してい
る名探偵コナン君のパネルと下敷きでした。

弊社のエコ商品について理解を深めていただくためのトンボクイズやカラ
ーボールを使ったアンケート投票も行いました。
このレポートでは、カラーボールを使った投票について少しご紹介します。

展示商品の中にバイオマス発電によるグリーン電力を使って製造した「ト
ンボハイブリッド」という詰襟があります。

弊社の制服製造エネルギーは電気が最大で72%、これにガソリン、重油
が続きます。この電気を環境負荷の少ないグリーン電力にすることで1着
で1.75kgCO2削減するとことができます。

この制服製造の電気について今後どの種類の電気で縫製したら良いかを
児童、生徒他一般の方に一人1個のカラーボールを使い4択で投票して
貰いました。電気の種類は、グリーン電力、原子力、水力、火力の4種
類です。

結果は、グリーン電力、原子力、水力、火力の順番でした。
その比率は、最後にエコプロダクツ展の写真を掲載していますのでご確
認下さい。

この投票では、興味深いことがありました。小学生は福島の原発事故につ
いて知らないか理解していない児童が多かったようです。「原子力」とい
う言葉がカッコ良い、友達が投票したから自分の同じものに投票するとい
う姿勢が多く見受けられました。
大人は全てに近い人がグリーン電力に投票していました。

弊社では、製造時に排出したCO2をクレジットを購入して自主的に埋め
合わせする「カーボンオフセット」をスポーツウエア製造主力の美咲工場
で今年4月より実施しています。
同じ岡山県内の真庭市でバイオマスボイラーによる冷暖房を実施、これに
より発生するクレジットを150トン購入し、埋め合わせをするのですが、
このカーボンオフセットについて支持、不支持の投票をして頂きました。
結果は、カーボンオフセットを多くの方が支持して下さいました。
これも画像で確認下さい。

この他、制服残布を使ったマイ箸袋づくりのワークショップは昨年同様盛
況でした。
クイズラリーをして景品を貰うパターンが多い中、短時間のワークショッ
プにおいて自分で作ったものを持ち帰り、それが実際の生活の中で役立つ
という取り組みをしているブースが少ないので、多くの方に興味を持って
いただけました。400人の方がマイ箸袋を持ち帰られました。

このマイ箸袋作りの指導を最終日は、弊社が出前授業をした埼玉越谷市
大袋東小学校の6年生の代表13人が行ってくれました。昨年以続いて2回目
です。企業と学校のコラボという取り組みは他にはなく。今後も続けて行
きたいものです。

弊社のブースや会場、他ブースの様子はこちらからご覧下さい。
http://www2.tombow.gr.jp/merumaga/save_up/5-file_Nu5Q8J.pdf


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