[発行日:2012.04.26] vol.91トンボ美咲工場 カーボンオフセットと真庭の森づくり他
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┃ ┃ 株式会社トンボ 環境事業企画室
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★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 発行日:2012.4.26━★
こんにちは、トンボ環境事業企画室の小桐です。
今月2回目の発行です。今回は、これまでにご紹介した弊社の美咲工場
のカーボンオフセットとクレジット購入先である真庭市との森づくりの
計画についてご紹介します。3番目のテーマは環境と人にやさしいオー
ガニックコットン普及に関しての話題です。
もくじ【1】トンボ美咲工場 カーボンオフセット実施
【2】真庭の森づくり今年の活動について
【3】5/10 コットンCSRサミットのご紹介
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【1】トンボ美咲工場 カーボンオフセット実施
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昨年2月に岡山県真庭市と締結した「バイオマス推進パートナーシップ協
定」に基づき、弊社におけるスポーツウエア生産主力の美咲工場で発生し
たCO2 189.5tについて国内クレジットを購入し、カーボンオフセ
ットを実施しました。
CO2発生の殆どは電気使用によるものですが、その他のエネルギー利用も
全て含まれています。
対象となる製造期間は2011年4月1日より2012年3月31日の1
年間です。
カーボンオフセットは自らのCO2削減努力の後に、発生したCO2について埋
め合わせを行うものです。昨年のCO2排出量193.9tから4.4tの
削減が出来ました。
真庭市役所の冷暖房(発電でなく、熱交換)ボイラーから発生したCO2削
減クレジットは146t。136tを弊社が購入しました。残り、10t
を当社と同じバイオマス推進パートナーである社団法人真庭観光連盟が購
入、バイオマスツアーのカーボンオフセットに使用します。
美咲工場の完全なカーボンオフセット実施には残り53.5tが必要なため
同市内の牧野木材工業株式会社より、樹皮を燃料としたバイオマスボイラ
による国内クレジットを購入しました。
真庭市の国内クレジットは、今年2月の国内クレジット認証委員会におい
て、牧野木材工業のクレジット3月に認証されたものです。
これにより、美咲工場で生産された商品は、CO2排出ゼロのカーボンフリー
の商品として全国に販売されます。学校スポーツウエアとしては業界初の
商品です。
カーボンオフセットについての詳しい説明はこちらからどうぞ
http://www.tombow.gr.jp/eco_project/products/carbon-offset.html
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【2】真庭の森づくり今年の活動について
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上記の取り組みの一環として昨年から始まった真庭市での森づくり事業が
本格化し、弊社の社員も6月から森づくりに関わります。
B級グルメグランプリ「蒜山やきそば」で一躍有名になった蒜山地区のや
や南東部 津黒地区で始まります。
「トンボの森・トンボの里づくり」をテーマに自然再生による生物多様性
の復活を目指して、真庭市と協同で「津黒いきものふれあいの里」での森
づくりに取り組みます。
既に、住民の方を中心とした耕作放棄水田の再生による水辺づくりも始ま
っており、保全活動がいきものにとってどれくらい良い環境となるか期待
されるところです。
間伐材などは、バイオマス資源として真庭市の冷暖房のためのボイラーの
燃料として使用される予定です。今後、この森づくり、里づくりには多く
の団体も参加していただく予定です。活動報告をご期待下さい。
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【3】5/10 コットンCSRサミットのご紹介
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来る5月10日はコットンの日だそうです。ちなみに弊社の創立記念日で
もあります。この日に東京、秋葉原で「コットンCSRサミット2012」が開
催されます。
テーマは 「人と地球と被災地のためにコットンができること」
主催はリー・ジャパン株式会社、認定NPO法人ACE(エース)
このサミットに小職もパネラーの一人として参加することになりました。
弊社のオーガニックコットンに関する取り組みと出前授業についてご紹介
します。
以下、サミットの告知、申し込みに関するご案内です。よろしければお越
し下さい。
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ジーンズやTシャツなど私たちの身の回りの衣料品に欠かせないコットン。
しかし、世界のコットン生産地では、貧困、児童労働、農薬による人体や
環境への被害など様々な課題があります。
5月10日はコットンの日。この日に、世界のコットンを取り扱うアパレル、
紡績、商社など衣料・繊維関係企業のみなさまと「コットンCSRサミット」
を開催いたします。
セッション1では、コットンの生産現場が抱える課題とオーガニックコッ
トン普及への取り組み事例について、セッション2では、昨年のこのサミ
ットをきっかけにたちあがった東日本大震災の復興支援「東北コットンプ
ロジェクト」に関わる被災地の農家や商品開発を行うアパレル企業が一堂
に会し、取り組み状況やその想いを伝えます。
□日 時:2012年5月10日(木)13:30〜17:30(開場13:00)
□会 場:秋葉原UDXギャラリー ホール
JR秋葉原駅電気街口より徒歩2分
http://www.udx.jp/gallery/access.html
□定 員:200人
□参加費:企業 3,000円、NGO/一般1,000円、学生 無料
※参加費は当日お支払いください。会費制の懇親会もあります。
□申込方法:【〆切:5月8日(火)】
ACEウェブサイトよりお申し込みください。
▼ コットンCSRサミット2012申込フォーム
└ http://acejapan.org/modules/bulletin/article.php?storyid=302
【プログラム】
13:00 開場
13:30〜 開会挨拶
細川 秀和 リー・ジャパン株式会社 取締役
13:35〜 課題提起:人権に関する世界の動きとアパレル業界の社会的責任
白木朋子(特活)ACE 事務局長
13:50〜 セッション1
「コットン生産現場の現状とオーガニックコットンの取り組み」
稲垣 貢哉 興和株式會社 開発生産部生産課/Textile Exchange
目崎 梓 筑波大学 生命環境科学研究科 生物資源科学専攻
成田 由香子(特活)ACE 国際協力事業担当
小桐 登 株式会社トンボ 開発本部 環境事業企画室
藤澤 徹 天衣無縫 代表取締役
モデレーター:白木朋子 (特活)ACE 事務局長
15:20〜 コーヒーブレイク
15:40〜 セッション2「東北コットンプロジェクト」
江良 慶介 株式会社クルック
赤坂 芳則 有限会社イーストファームみやぎ 代表
小里 司 全国農業協同組合連合会 みのりみのるプロジェクト
近藤 健一 大正紡績株式会社 取締役営業部長
新山 浩児 株式会社アーバンリサーチ
クリエイティブ・ディレクター
沼田 真親 株式会社ユナイテッドアローズ
グリーンレーベルリラクシング本部 クリエイティブディレクター
モデレーター:細川 秀和 リー・ジャパン株式会社 取締役
17:00〜 昨年のパネリストから進捗報告など
17:30 閉会
☆閉会後近隣のお店にて懇親会を開催します。
懇親会への参加をご希望の方は事前に申し込みをお願いします。
(※当日キャンセルの場合も参加費をいただく場合があります。)
主催団体について
リー・ジャパンの「BORN in UGANDA ORGANIC COTTON PROJECT」の売上の
一部は(特活)ハンガー・フリー・ワールドの井戸建設活動に寄付されて
います。
ACEは商品の原材料となるウガンダのオーガニックコットンの生産現場で、
第三者として人権や労働に関わる国際基準が守られているかを確認する
CSRレビューを行いました。この協働をきっかけに、登壇者のみなさまの
ご協力を得て、「コットンCSRサミット」を2011年から開催しています。
▼ コットンCSRサミット2012申込フォーム
└ http://acejapan.org/modules/bulletin/article.php?storyid=302
お問い合せ:
認定NPO法人 ACE(エース)
〒110-0015 東京都台東区東上野1-6-4 あつきビル3F
Tel: 03-3835-7555 (受付時間:平日10時〜18時)
Fax: 03-3835-7601 event@acejapan.org http://acejapan.org
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